ウェディングドレスとひと言でいっても、さまざまなデザインがあり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
数あるデザインやカラーのバリエーションの中から、自分に似合うものを選ぶには、年齢に見合うドレスのデザイン、特にシルエットを意識しておくことが大切です。
ここでは、一般的なウェディングドレスのシルエットやカラー、年代別のおすすめなどを紹介していきます。
理想のウェディングになるよう、ドレスの選び方のコツを知っておきましょう。
まずはドレスのデザインの知識をおさらい
ウェディングドレスを選ぶ際に、知っておきたいのがデザインバリエーションがあるということ。
自分に似合うものを、客観的に選ぶことが大切です。主なシルエットやカラーについて見ていきましょう。
1.シルエットについて
ウエストから裾に向かってゆるやかに広がっていく、スタンダードなドレスラインが「Aライン」です。
シンプルなシルエットで、縦長のラインを作れるので、身長を高く見せることができます。
アルファベットの「A」に見えることから、Aラインと呼ばれています。
一方、ウエストから裾に向かってふくらんだデザインが「プリンセスライン」です。
ボリュームのあるスカートが華やかで可愛らしく、大きな式場でも見栄えがします。
ウエストではなく胸の下からスカートに切り替わるのが「エンパイアライン」。
古代ギリシャの女神をイメージして作られたドレスだけあって、年齢を問わず着ることができます。
また、体にフィットしたデザインで、裾のあたりのみ広がっているのが「マーメイドライン」です。
女性らしいラインをアピールできるでしょう。体のラインが強調されるデザインとして「スレンダーライン」もあります。
細めのデザインで「ペンシルライン」とも呼ばれ、スタイリッシュな印象です。
コンパクトなデザインで動きやすいため、二次会などの会場にもおすすめです。
シルエットによって、ドレスの広がり方やウエストの位置などが違うため、その特徴を理解し、自分の体型に合ったドレスを選ぶことが大切です。
2.ドレスの色について
ウェディングドレスの色は白とされていますが、同じ白でも、純白からアイボリーがかった色味までさまざまです。
ウェディングドレスには大きく分けて「ホワイト」「オフホワイト」「アイボリー」の3種類があります。
まず、青みを帯びた「ホワイト(純白)」。和装の白無垢にも使われる純白は、上品で正統派なイメージを与えるでしょう。
肌の色が白く、髪や瞳の黒が濃い女性に似合う白です。
次に「オフホワイト」です。クリーム色に近いオフホワイトは、はっきりとした純白に比べると、清楚でやわらかいイメージになります。
肌の色がピンク味で、髪や瞳がソフトなこげ茶の女性に似合うとされています。
多くの日本人女性に似合う白であることから、日本で作られるウェディングドレスの大半がオフホワイトとなっています。
さらに「アイボリー」生成り(きなり)は、あたたかみのある黄色に近い白です。
肌を明るく見せてくれるアイボリーのウェディングドレスは、明るく健康的なイメージです。
肌の色が黄色味や小麦色で、髪や瞳が明るい茶色の女性に似合うカラーです。自分にとって肌映りがよいカラーを選ぶことが大切です。
年代によっても似合うドレスは変わる?
年代によって、似合うウェディングドレスやおすすめのシルエットは変わってきます。
試着してみて、はじめてわかることも多いものです。好みだけでなく、年齢や体型に合わせて、客観的な目線でドレスを選ぶことが大切です。
20代花嫁が結婚式のウェディングドレスを選ぶポイント
20代の花嫁であれば、若さゆえ、基本的にどんなシルエットのドレスでもあっても、ある程度着こなせてしまいます。
中でも20代向きといえるのが、ゴージャスなデコレーションやキュートなデザインのドレス。
おすすめのシルエットとしては、ロマンティックで可愛らしいプリンセスラインです。
段々になったティアードタイプのスカートが、ミニに変身する2wayタイプであれば、挙式と披露宴さらには二次会までを1着のドレスで着回すこともできるでしょう。
30代花嫁、40代花嫁が結婚式のウェディングドレスを選ぶポイント
大人の魅力が出てくる30代は、肌の衰えや体型の崩れが気になりだす年代でもあります。
30代の花嫁は、自分の弱点をカバーできるシルエットを選びつつ、甘さを抑えて個性を活かすようなドレスに挑戦してみるとよいでしょう。
スレンダーラインやマーメイドドレスがおすすめで、ほどよくドレープが入ったものを選べば、大人可愛い女性を演出できます。
40代の花嫁は、30代同様、体型カバーができるようなシルエットを選びつつ、40代花嫁の大人の魅力が活かされるようなドレスを選びましょう。
肌の露出が少ないデザインは、上品な印象を与えてくれます。背が高い女性なら、エンパイアラインを着るのもおすすめです。
また、上質な生地にこだわれば、より大人の魅力が引き出されるでしょう。
より美しくドレスを着こなすためには?ドレスのデザインでケアが決まる!
自分の体型や年齢に合ったデザインのドレスを選ぶことは、大切なことがわかりましたね。
ウェディングドレスを着こなすためには、体型や肌の美しさも重要です。ドレスのデザインには、肌の露出が多いものもたくさんあるからです。
着たいドレスが見つかっても、体や肌に自信がないことで、諦めるのはもったいないですよね。
また、いざドレスを着用するときになって慌ててしまうのも避けたいものです。
そんなときにプレ花嫁の強い味方になってくれるのが、ブライダルエステです。
ウェディングドレスを着るためにコンプレックスを少しでも克服することが必要な場合、ドレスから出る部分のオールケアをブライダルエステで行うとよいでしょう。
スレンダーラインやマーメイドラインを着る方は、ボディの引き締めケアが人気です。
Aラインやプリンセスラインのドレスは、二の腕やデコルテがでるデザインが多いので、二の腕の引き締めケアや、デコルテのケアが必須になってきます。
このように、ドレスのデザインによってケアすべき部位が変わってきますので、ブライダルエステのエステティシャンに相談してケア内容を決める花嫁が多いです。
ドレスの形は問わず、すべての花嫁が受けるべきケアは、「シェービング」です。
産毛と不要な角質を除去し、身だしなみを整える、という目的のケアで、約90%の花嫁が受けています。
妊婦などウエストをカバーできるデザイン
妊婦やウエストをカバーしたい人には「エンパイアライン」のドレスが向いています。
エンパイアラインは胸のすぐ下に切り替えがあり、ウエストラインが通常よりも高い位置にあるのが特徴です。
ウエストラインが強調されないため、ウエストをカバーしたい人や妊婦に合うウェディングドレスです。
結婚式ではドレスを長時間着用することになり、披露宴では座っている時間も長くなります。
エンパイアラインならウエストが圧迫されないので苦しくなりません。
エンパイアラインのドレスにはクラシックで可愛らしい印象があります。また、ウエスト位置が高いので脚が長く見え、小柄の人にも似合うデザインだといえます。
スカート部分は横に広がるのではなく、直線的にストンと落ちるようになっているので、必要以上に太って見えてしまう心配もありません。
痩せた体型を自然にカバーできるデザイン
痩せた体型が悩みという人には「ベルデザイン」のドレスが向いています。ベルラインとはその名の通り、スカート部分がベルのような形をしているデザインです。
切り替えしはウエストにあり、そこからスカート部分にふんわりとボリュームを持たせています。
腰の部分にボリュームがあることでヒップラインのカバーもでき、丸みのあるボディラインを作ることで女性らしい印象になります。
痩せている体型が気になる人でも自然にカバーしやすいデザインで、大人っぽく上品な雰囲気になるのが特徴です。
上半身は肌が見える箇所が多いので、スカートで隠せる腰や脚以上に痩せていることが気になる人も多いでしょう。
そうした場合には、袖のデザインもパフスリーブにするなど上半身にもボリュームを持たせてあげることで、全体のバランスを取ることができます。
高身長を活かして大人っぽく見せるデザイン
身長の高い人は横に広がるようなデザインのドレスだと、体が大きく見えてしまう場合があります。
そこで高身長の人に向いているのが「スレンダーライン」のドレスです。
スレンダーラインはスカート部分にボリュームがなく、上半身から流れるような直線的なシルエットになっています。
余計な装飾が少なくシンプルで、全体的に細身にできているデザインなので、高身長で痩せた人に合ったウェディングドレスです。
ドレスに合わせてヘアアクセもシンプルに抑えると、大人っぽい雰囲気になります。
スカートにボリュームがなく動きやすいので、カジュアルな雰囲気の結婚式にも向いています。
ただし、高級感のある生地やレースを用いるなど素材選びは慎重にしましょう。
デザインがシンプルなぶん細かいところで華やかさを出さないと、安っぽく見えたり貧相に見えてしまったりする可能性があります。
体のラインをきれいに見せてくれるデザイン
体のラインをきれいに見せたい人には「マーメイドライン」のドレスが合っています。
マーメイドラインは胸、ウエスト、ヒップまでは体にフィットするようになっており、膝下辺りからスカートが裾に広がるようボリュームを持たせているデザインです。
体のラインが強調されるようになっているため、体型にメリハリがある人に向いています。
女性らしい体のラインを引き立たせてくれるため、エレガントでありながらゴージャスさも感じるデザインです。
胸の大きな人の場合、マーメイドラインのドレスを選んでしまうとセクシーになりすぎてしまわないか心配な人もいるでしょう。
大きな胸が悩みの人は、デコルテのデザインがホルダーネックなどのものと合わせることで、上半身をすっきり見せることができます。
無難に合わせたい人に向いているデザイン
「デザインの種類があって迷ってしまう」といった人には、無難に合わせられる「Aライン」のドレスが向いています。
Aラインはスカート部分がアルファベットのAのように、ウエストから裾に向かって自然に広がったデザインです。
Aラインの特徴は、あまり体型を選ばずにどんな人でも合わせやすいことです。シンプルですっきりとしたデザインでありながら、広がったスカートが華やかさを演出してくれます。
ウエスト位置がやや高めなので、脚を長く見せる効果もあり、身長が低い人も高い人も着こなせます。
スカートの丈を短めにすると可愛らしい雰囲気になるなど、Aラインでもさまざまなバリエーションがあることが特徴です。
王道のデザインですが、装飾などにこだわったものを選べば個性が出ます。
Aラインなら上半身のデザインがどんなものでも合うのでドレスの種類も多く、選ぶ楽しみが広がります。
一番気に入ったドレスで本番を迎えるために、ブライダルエステで万全に!
ブライダルケアでは、ボディの引き締めをはじめ、ドレス姿に欠かせないシェービングなど、ウェディングドレスを美しく着こなすためのケアを受けることができます。
魅力を引き出せるようなウェディングドレス姿を実現するために、事前にきちんと準備しておきましょう。
大体のブライダルエステサロンで、お試し体験を格安の値段で行っているので、通い始めたい時期にあわせて早めに予約をするのがポイントです。
自分のお気に入りのウェディングドレスを見つけられたら、ブライダルエステで自分磨きをして当日を迎えましょう。