アトピーの人は肌が敏感なので、ブライダルエステを受けたくても受けられないと諦めてしまう人が少なくありません。
しかし、アトピーでも施術次第ではブライダルエステを受けることは可能です。
そこで、アトピーの人でもどうすれば安心してエステを受けられるのか、ブライダルエステを受けるときの注意点について説明します。
敏感肌の人にとって、エステが肌に刺激を与えることは?
まず、エステを受けることがどのように肌に刺激を与えるのか知っておきましょう。
エステは肌を美しくする目的で行うものですが、極度に肌が弱い人にとっては刺激になってしまう場合も多くあるので注意が必要です。
たとえば、ブライダルエステで行うシェービングでは一般的にカミソリを使用します。
カミソリは肌に刃を当てて毛を剃るものなので、普段から肌が敏感だという悩みがある人にとっては、肌への物理的な刺激になってしまいます。
顔や体など普段のシェービングでカミソリ負けすることが多い場合は、サロンに前もって伝えておけば、
カミソリ以外のものを使ってくれたり、シェービング前後に適切な対処をしてくれたりします。
また、サロンで使われているスキンケア用品やオイルなども、人によっては刺激になることがあります。
市販の化粧品やシャンプーリンスなどでなかなか合うものがないという人は、事前にサロンに話すことで、低刺激のものに変えてくれる場合もあります。
この他にも、過度に敏感な人の中には、施術の際にスタッフの手で触られたり、
ハンドケアされたりすることで、肌が摩擦による刺激を受けるという場合もあります。
そのような敏感肌の人にとってはどんなものでも刺激になりえますから、普段の生活で気をつけていることや苦手なもの、
トラブルを起こしたことがあるものなどは、事前にしっかり伝えておくことで肌トラブルを未然に防げるでしょう。
肌トラブルをなくすためのポイント
肌が弱くても安心してエステを受けるために、注意点をいくつかご紹介します。
まず、施術前にサロンにアトピーや敏感肌であることをきちんと伝えましょう。
事前に肌が弱いことを伝えておくと、刺激の強い施術を避けてくれたり、体質・肌質に合った施術を選んでもらえたりします。
施術で使用する化粧品などが肌に合うかどうか心配な場合は、事前にパッチテストを受けるというのも1つの方法です。
パッチテストをしっかり行うとその化粧品が合うか合わないかがわかるので、アレルギーが起こるのを未然に防げます。
不安や心配事があれば、どんなことでもいいので前もってサロンに伝えておくことが大切です。
また、施術後は肌がさまざまな刺激を受けて敏感になっていますから、自分でできるお手入れはきちんとしてから帰るようにしましょう。
特に、肌が刺激を受けるとバリア機能が低下して肌を保護する力が弱まってしまうので、しっかり保湿することが大切になります。
帰宅時には紫外線や強い風、冷たい空気などの刺激が考えられるので、肌を保護してしっかりガードすることで、赤みやかぶれの予防につながります。
肌の調子を見ながら少しずつ施術を受けられるように、ゆとりを持ったスケジュールでエステを受けることも大事です。
肌には精神的なストレスも影響しますから、ゆとりを持って安心して施術を受けることで肌にもよい影響を与えることができるでしょう。
ブライダルエステを受けるなら、挙式の直前ではなく、遅くとも1カ月前までにはお試し体験を受けておいて、肌の状態を確認することをおすすめします。
美肌への近道!自宅での肌ケアも同時にチェック
美しい肌を作るためには、エステに頼るだけではなく、自宅でのセルフケアや生活習慣に気を配るのもとても大事です。
肌には生活習慣の乱れも影響するので、まず自宅での生活習慣をチェックしてみましょう。
日常生活の中には、肌荒れを引き起こす原因がたくさんあります。
まず、睡眠不足が続くと肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーが乱れるので、肌が荒れてしまいます。
間違った洗顔方法やスキンケアも肌荒れの元です。洗顔するときはゴシゴシとこすらず、洗顔後は保湿をしっかり行うようにしましょう。
刺激の強いシャンプーやボディソープを使っていたら、アトピー用や敏感肌用に変えた方がよいです。
肌に触れるものも影響を与えるので、洗濯に使う洗剤はアトピー用の洗剤に変えると安心です。
肌トラブルの原因となるものを生活の中からできるだけ多く取り除くように心がけて、健康で美しい肌を作りましょう。
敏感肌でもブライダルエステをあきらめないで!
アトピーの原因は人によってさまざまで、刺激となるものや対処法などもそれぞれ違います。
ただし、たとえアトピーや敏感肌だったとしても、事前にしっかり対策を取っておけばブライダルエステを受けることは可能です。
肌が弱いからといって、ブライダルエステを諦める必要はありません。
ただし、いくつか注意しておかなければならないこともあります。
炎症やかぶれなどがあって肌の状態が悪いときは、エステを受けられない場合もあることも理解しておきましょう。
また、肌の調子をみながらゆっくり施術を受けた方がよいので、余裕をもったスケジュールで受けることをおすすめします。
挙式の半年前など、時間的にも精神的にもゆとりを持って準備することが大切です。