一生の晴れ舞台、結婚式を控えるプレ花嫁さんは最高に美しい姿で当日に臨みたいところです。
そのため、いまやブライダルエステに通うプレ花嫁さんがほとんど。
ただし、妊娠しているプレ花嫁さんはエステの施術に不安を覚える方もいるかもしれません。
妊婦さんでもエステは受けられるものの、身体の変化や注意点を踏まえて施術を進めてもらう必要があります。
この記事では、妊婦さん向けに用意されたマタニティブライダルエステの詳細や、注意点を解説していきます。
周期ごとに妊娠中に起こる身体の変化!ブライダルエステでケアを
女性が妊娠すると、出産に備えて体が変化していきます。
その過程で、さまざまなトラブルも起こってきます。
無事出産が終わるまで、女性は変化に合わせて体をケアしていかなくてはいけません。
まず、妊娠初期にあたる4~11週前後では、つわりの症状がきつくなる傾向にあります。
ひどい場合、激しい吐き気に悩まされ、食事はおろか水分さえまともに飲めなくなる人も中にはいます。
また、不正出血などに苦しめられるのもこの頃です。
あまりにも体調が不安定なら、入院して体を休ませることが必要なこともあるようです。
次に、妊娠中期の5~7カ月前後を迎えると、個人差はありますが、体調は安定してきます。
食欲が回復し、十分な栄養を摂れるようになります。また、お腹が大きくなってくる時期でもあるでしょう。
そして、妊娠後期の8~10カ月になると、体型やホルモンバランスの変化によって体のあちこちにむくみが生じます。
さらに、腰への負担は大きく、痛みを感じる妊婦さんもいます。
妊婦がブライダルエステを受ける前にするべきことは?
おなかの子供、自分の体を第一にいたわるべきである妊婦さんは、ブライダルエステを受ける際にも慎重さが求められます。
まず、妊婦さんがエステサロンに行くと「安定期に入っているか」「主治医から許可は下りているか」の2点を確認されるでしょう。
なかには、安定期でないと施術ができないサロンもあるので、注意が必要です。
妊娠初期では体調がささいなことで崩れてしまうため、エステのように刺激を与える行為が負担になることもあるからです。
また、たとえ安定期に入っていても、主治医が不安と判断したときにはエステを受けないほうが賢明です。
まずは、この2点を注意してサロンに問い合わせてみましょう。
そのため、エステに通いたい妊婦さんは必ず医師の許可を取るようにしましょう。
「エステくらい大丈夫」と自己判断をするのは禁物です。
また、体調に合わせて施術内容を考えてもらうために、エステに母子手帳を持参することも大切です。
そして、大前提としてエステには妊娠の事実をあらかじめ告げ、体に配慮したプランを提案してもらいましょう。
ブライダルエステで妊婦におすすめのマタニティ向けプラン
激しい痩身ハンドケアやマシンでの施術をともなうエステは、妊婦さんにも赤ちゃんにも良くありません。
妊婦さんがブライダルエステに通う際には、負担の少ないプランを選ぶようにしましょう。
たとえば、ボディハンドケアは姿勢を工夫してくれるサロンもあります。
仰向けで、気持ちをリラックスさせる目的で行うハンドケアなら受けても安全です。
また、体毛を処理してもらうシェービングも、問題がありません。
妊婦さんは特に、ホルモンバランスが変化して体毛が多くなっていることがあります。
優しく丁寧に毛を剃ってもらえば、肌を美しく保てます。
なお、アロマオイルを用いたリラクゼーションハンドケアは、妊婦さんの体質との相性を見極めておきましょう。
体質に合うアロマオイルなら、むしろストレス解消などの効用があります。
妊婦さんはホルモンのコントロールが上手くできず、肌が荒れたりイライラしたりしがちです。
気分転換の意味もこめて、サロンに通うメリットは大きいでしょう。
ブライダルエステで部位別のマタニティ(妊婦)プラン
妊婦さん向けにブライダルエステが「マタニティプラン」を用意することも多くなってきました。
妊婦さんでも安心して受けられる施術を、パックにして施してくれるプランです。
妊婦さんからすると、危険がないとわかっている施術だけを受けられるので非常に安心です。
マタニティプランの代表としては、「顔のフェイシャルケア、ホワイトニング」「シェービング」「たるみをとるためのリフトアップ」などが挙げられます。
いずれも子宮への影響が少ないうえ、妊婦さんにきつい姿勢を強いらない特徴があります。
また、「背中への施術」もマタニティプランの一部です。
結婚式では背中を見せるドレスを着ることもあり、事前に美しくしておきたい部位です。
毛穴ケアからホワイトニング、ハンドケアから体毛処理まで丁寧に行ってもらえるでしょう。
さらに、リラックス効果のある手や指のハンドケアなども、マタニティプランでは実施されています。
妊婦が避けるべきブライダルエステの施術内容を教えて!
体への負担が大きいエステプランは、妊婦さんなら避けるべきでしょう。
たとえば、痩身エステは妊婦さん向きではありません。
リラックス目的のハンドケアとは違い、痩身エステでは強い力で全身をもみほぐし、老廃物や脂肪を取り除こうとしてきます。
さらに、痩身マシンのような機器を使うプランなら、超音波などを用いて体に刺激を加えます。
妊婦の体はもちろん、お腹の赤ちゃんにもダメージがあるリスクが生まれるため、止めておくのが無難です。
そして、脱毛についても方法を選びましょう。
カミソリを用いたシェービングなどは、体への負担は少ないので問題ありません。
問題は、肌を刺激する脱毛マシンです。脱毛マシンの音波は強力で、妊婦さんがホルモンバランスをますます崩す原因になりえます。
当然、赤ちゃんへの影響も起こりえるので、妊娠中は機械による脱毛を行わないようにしましょう。
マタニティ(妊婦)ブライダルエステで避けた方がよいアロマは?
アロマオイルによるハンドケアは、基本的に妊婦さんの健康にも好影響を及ぼします。
ただし、アロマの種類によっては妊婦さんとの相性が悪いので、事前にどんなものを使用するのかチェックしておきましょう。
たとえば、香りの良さから人気のラベンダーやローズマリーなどは、通経作用が懸念されています。
妊婦さんの出血がひどくなってしまうリスクがあるため、マタニティエステでは避けたい種類です。
次に、ミント系のアロマも要注意です。さわやかな残り香が魅力ではあるものの、妊婦さんにとっては血圧を上昇させる成分を含んでいます。
母子の健康を考慮すれば、使わないほうが無難でしょう。そして、ジャスミンやクローブは、「分娩促進作用」を発揮してしまうことがあります。
出産を控えた妊娠後期には危険なアロマなので、エステでリクエストしないようにしましょう。
妊婦がマタニティブライダルエステを受けるときの注意点!
アロマや使用機材を丹念に選んでも、施術の受け方次第で妊婦さんに負担はかかってきます。
まず、施術中の姿勢には常に気をつけましょう。エステでは普段あまりしないような体勢になってしまうことが少なくありません。
そんなとき、赤ちゃんに思わぬ衝撃が届く可能性も出てきます。
うつぶせのように、お腹に圧がかかりやすい体勢も絶対に避けましょう。
また、同じ姿勢をずっと続けるのも赤ちゃんには危険です。
ブライダルエステサロン選びの際は、妊婦さんに配慮してくれるか?も重要です。
次に、サロンはできるだけ自宅の近辺で選ぶようにします。妊婦さんにとっては移動するだけでも体に負担がかかります。
ブライダルエステは1、2度だけの施術で効果が出るような仕組みではないため、何度も通わなければいけません。
楽に通えるサロン選びが肝心です。そして、施術中に違和感を覚えたらすぐ、エステシャンに伝えましょう。
施術の途中であってもキャンセルし、母体と赤ちゃんを休ませるようにします。
ブライダルエステのマタニティ(妊婦)プランでリラックス!妊娠中の結婚式も美しく
妊婦さんであっても、受けられるブライダルエステはあります。
特に、マタニティプランは安全性が高く、リラックスしながらエステシャンに施術を任せられます。
ただし、「絶対に大丈夫」というわけでもないため、施術中もささいな体の変化には気を配りましょう。
そして、健康で美しく結婚式当日を迎えることが重要です。
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